私が鬱映画と呼ばれているのに求めるものは
被害者の強烈な心理描写かあるいは
加害者が楽しんでるかどうか、
つまり私の好みかどうかなんだけど
これはどっちも満たされてない感じ。
鬱映画…と言われれば
理不尽だし救いはないし、
一般的にはそうなんだろうけど。
してる側がなーもう少し私好みなら…。
でもまさかの巻戻しと、
今で言うメタ発言は素直に面白い。
あと子供が死んだあとの、
かなり長い沈黙のシーン。
変に泣き顔アップとかじゃないのも、良い。
でも話が大きく広がるわけでも
さほど嗜虐を楽しんでるわけでもないから
全体通すとちょっとつまんない。
私にとっては期待外れだったわ。
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2.9/5.0
監督:ミヒャエル・ハケネ
1997年のオーストラリア映画