画面の向こうの、

観終わったときに書くところ。ネタバレがあったりします。

「ウォルト・ディズニーの約束」

あぁ、邦題のダメさ加減!!
全編通してみた、まず感想はコレ。
このタイトルじゃウォルトが主人公かと思う。
実際私は、ウォルトがいかに
どうやって原作者を納得させるか苦悩したか、
そういう趣旨の映画だと思っていた。
実際は全くの逆。
いえ、確かに劇中ウォルトは苦悩しているけど
この映画は、パメラ・トレヴァースのお話。
原題「Saving Mr.Banks」

事実をもとにしている、とは言うものの、
私はメリーポピンズの原作を読んでないし
この映画自体も、どこまでが事実怪しいけど
かなり、かなり良い映画だと思う
反面、美化されているんだろうなぁという印象

…あぁ、映画としてみれば
もうさすがディズニー、完璧!
なのに、死後の原作者がこの映画をみたら、
という気持ちを考えると素直に喜べない。
そんな二極化の感情があって、難しい…

でもあの映画「メリーポピンズ」が
どうして父に焦点を置かれているのか、
とかそういうことがわかって、
またそれを現在の話と幼少の記憶を交互に流す
っていうなんともずるい仕上がりで。
あぁでもきっと原作者がみたら…

その繰り返し。笑
ともかくこの映画スタッフには感服です。
演者も、演出も、脚本も、色彩も。
だけど原作者の気持ち考えてしまう。
ので、足して割ってこの点数

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3.6/5.0
2013年のディズニー映画
監督:ジョン・リー・ハンコック