画面の向こうの、

観終わったときに書くところ

「ヴィオレッタ」

ポルノか、芸術か
というこの映画のひとつのテーマに対して
この映画を撮影したこと自体に矛盾を感じる
「私がされたことは芸術だった」
「私は母親に愛されていた」という
監督自身へのメッセージを強く感じてしまう
意図的なのかどうかはわからないけど。

美しいヴィオレッタと、美しい母親
どちらも美しいけど、その美はいささか対照的で。
とにもかくにもヴィオレッタの美しいこと!
特に写真を撮られてるシーンは本当に美しい

と思っていたら、インタビューされてるヴィオレッタ役は
はっきり言って劇中と全然違っていてショック!
可愛らしさはあるけど、儚さと美しさが違う…。

美しいことは良いんだけど、
映画としてあんまり面白くない。
フランス映画はどうも性に合わない…

実際の半生をそのまま描くとホラーになってしまう
と監督インタビューで語ってるけど
きっと私はそんな風な映画の方が好みだわ

愛を知らない女は、娘に愛を与えられず
愛されなかった娘は、愛を知らない女になっていく。

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3.4/5.0
監督:エヴァ・イオネスコ
2011年のフランス映画