画面の向こうの、

観終わったときに書くところ

「嵐が丘」

原作の小説「嵐が丘」は、
特に思い入れも無く、たまたま読んだだけなんだけど
でも、こんな人物達「嵐が丘」じゃない!
ぜんぜん愛憎を感じない…

嵐が丘って、
キャシーはもっと、もっと我儘な、ヒステリックなイメージだし
ヒースクリフはもっと汚らしくて、男らしくて、
ギラギラとしているイメージ
だって復讐しようとするくらいなんだもの…

そもそも、話を簡略しすぎ、マイルドにしすぎじゃない?
なんかもっと暴力事件がいっぱいあるイメージ…
なんかつねに誰かが怒鳴っているイメージ
もっとどろどろとした、愛と憎

そんなだから、つい一気読みしちゃったのに
これじゃあただの、ちょっとこじれた恋愛物…

魂が彷徨い続けるほどの物語になってない。

小説ぜんぶがまとまっている
といえばそうなのかもしれないから
ざーっくり内容を知りたいなら良いかもしれないけど
でも小説ってそういうものじゃないわよね…
もともと映画化に向いてないのかも。
向いてなさそうなのに映画化してるんだ、と思って見たのもあるけど。

風景、雰囲気、音楽は良いのがよけいに惜しい。
頭の中でイメージしきれてなかった皆の服装を、
屋敷や草原の風景をたのしめるのは良い。

ほかのバージョンもあるみたいだから、
いちばんどろどろしているのを探してみたい。笑

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2.8/5.0
監督:ピーター・コズミンスキー
1992年のイギリス映画