画面の向こうの、

観終わったときに書くところ。ネタバレがあったりします。

「fear itself」~声&ドッペルゲンガー~

「声(Spooked)」4.0
監督:ブラッド・アンダーソン

こわい…かなしい…
家しか出てこないのに、幻覚表現が本当にこわくて、
監督をみればマシニストの人!そりゃあお手の物…
ストーリーが重厚で、2時間映画のよう…
まぁ実際2時間やるには少し短いんだろうけど
この短い間で(40分ほど)主人公がどういう人物なのか、
何をしてきて、今何をしていて、そして本当のトラウマは何なのか、
そこまで描けるのはすごいと思う…
気持ち悪い怖い幻覚、哀しい結末、
正直このシリーズにしては、非の打ち所がない


ドッペルゲンガー(Chance)」3.2
監督:ジョン・ダール

ドッペルゲンガーと名がついてるけど、
実際には多重人格みたいなオチなのかしら?
たとえば、2時間映画で、
(今回の記事そんな例えばっかり)
こうまで追い詰められる状況がもっと描かれてたら
ラストもっとゾッとするかもしれないけど、
家賃3ヶ月分滞納、しかも彼女は働いてる、くらいじゃ
いまいち背景が薄くて、最初の殺人~2人目までは
なんか馬鹿な男の馬鹿な行動を見させられてる感じ
そして私はそういうのにすごく苛々してしまう…
ほんと、古物商向いてないよ、チャンス。
そう、この話は本当はチャンスという名で、
「ひとりの男」的なニュアンス、意味合いだったのかも。
名前は、英語だとチャンスって名があるのか、
掴みたい絶好のチャンスと掛けてるのか、わからない…。

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