おもしろーい
記憶が10分しか持たない障害を持つ男の話
をさらに時系列を逆に、少しずつ昔に戻っていく話
主人公が「?」と思うようにみてる側も「?」となる
途中までは、コメディ映画みたいに
とても楽しくみてたんだけど、
最後の2、3コマ(?)辺りでこの物語のかなしさに気付く…
自分の記憶なんかアテにならない、とは
私は常から思っているけど、ある意味まさにそういう映画
自分の記憶の中で確かなことなんてある?
この映画をみたら必ずそんな風に考える
このあと、レナードはどうするのかしら
またG・ジョン探しをするのかしら
面白いのが、
普通の時系列の映画なら、
主人公はこれからどうなるのかって考えるときに
感覚として、今から前に向かって考えるけども
これは後ろから取り出して考えるような感覚に陥る
パズル的に、ただみることも充分楽しめるし
記憶とは?とか人とは?とかいうことを考えるのも良いし
もっと詳しく詳しく考えたりしてる人もいたり、まさに名作映画
ほかに類も無いでしょうし
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4.0/5.0
監督:クリストファー・ノーラン
2000年のアメリカ映画