画面の向こうの、

観終わったときに書くところ。ネタバレがあったりします。

「アキラ」

もはや言うまでもないが、
奇しくも東京オリンピックを控えた2019年
今年中にみれてよかった。

とにかくセンスがすごい。
今でも沢山のひとにリスペクトされている
その理由が挙げるのも億劫なくらいわかる
街、服装、ネオン、落書き、謎の機械、
バイク、レーザー銃、人たちの格好良さ

金田の煽り文句が、
本当にいそうな頭の弱いヤンキー
って感じでとても好き
一方で大佐は、
実際にはいないような強い人で
あぁどちらもカッコイイなぁ。

アキラって何?その力は何なの?
この人たちは誰?等などなど
謎を置き進んでいくタイプの物語だけど
明かされないわけでもなく、
だからって明かされすぎるわけでもなく、
何か大きなメッセージ性があるとかでもなく、
劇中の街は大変なことになっているけど、
ただただ娯楽の映画で、美しい。楽しい。

名作なのはもう間違いなく、
あとはもうツボるかどうかは個人の嗜好性
男の子向け、という感じはするかな

かぐや姫と続けてアニメーションをみてるけど
ほんと、アニメはこうであって欲しい
ぬるぬると動く動く人が描いた独特の動き
いったいどういう苦労で成し得たのか、
もはや想像も追いつかないけど。

まだあと一週間ほど2019年は続くけど、
とりあえずは劇中のような街じゃなくて良かった!

あ、そういえば、
当時の流行りだったんだろうなぁ、な
袖の破れ方だけは気になっちゃって笑っちゃう…笑

_________________

4.7/5.0
監督:大友克洋
1988年の日本映画