画面の向こうの、

観終わったときに書くところ

「ブラッディ・パーティ」

もっとチープな
どうしようもない系の映画かと思ってたら
なんて濃厚な素敵な吸血鬼モノ…!
作中、吸血鬼とは断言していないけど
どう考えても描いているものは吸血鬼なので
便宜上。

主人公のレナは有無を言う隙も権利すらなく
勝手に吸血鬼にされるんだけど
血も結構早めに抵抗なく寧ろぐいぐい飲むし、
その場の楽しさ任せてる感じ、
ぐだぐだしない感じがとても好み。
でも人を殺すことに抵抗をおぼえたり、
そういうところも含めてまだ子供な感じも良い

何より、レナもノラもルイーゼも、
そしてシャルロッテ!なんて美しい…
まぁノラはちょっと変わったセンス系だけど
でもやっぱり可愛い…どうせなら、
ノラのお話ももう少し知れたらよかったな。
どうして吸血鬼になったのかとか。
シャルロッテは言うまでもなく切ない…好き

で、なんでレナがルイーゼの運命の人なのか
映画にたいして優しい解釈をするなら
ルイーゼは誰かに殺されたかったのかな。
本当はレナじゃなくても、
ルイーゼの運命の人に成れた気がする

最後のみせかたもとても好き。
吸血鬼モノのド定番の、
好きな人間を吸血鬼にするか?
2人で逃げたのは確かだろうけど
結局吸血鬼にしたかどうかは、わからないまま
そのぼかし方、刑事さんの台詞、とっても良い

期待してなかったのもあるにせよ、
私的ハロウィン的映画特集の幕開けに
相応しい一作でした。
昔のヴィクトリアンな吸血鬼豪遊も良いけど
現代な吸血鬼豪遊も素敵!

因みにホラー映画あるある、
日本語タイトルはびっくりするほどダサいけど
もとは「Wir sind die Nacht」
英語に訳すと「We are the Night」

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4.2/5.0
監督:デニス・ガンゼル
2010年のドイツ映画