画面の向こうの、

観終わったときに書くところ。ネタバレがあったりします。

「ハウス・ジャック・ビルド」

はやくディスクを買おうと思っていたものの
なんだかんだと後回しになっていたところ、
アマゾンプライムに登場!
もっとトリアー監督の映画取り扱ってくれないかしら…

用事と用事の合間に
ちょうど2時間半の隙間が出来たので、視聴

もう本当に、非の打ち所がない…
面白おかしく、悪趣味で、カッコイイ。

芸術面でもっと知識があれば…とは思うけど。
だれか絵や映像やらの一覧作ってくれないかしら…

「2度とみたくない!」なエンディング曲も大好きだけど
私はまだまだ、何度でもみたい…。
他の多くのトリアー映画と違って、
陰鬱なお話じゃないから何度でもみられる。笑

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再視聴映画

「ゴーストランドの惨劇」

アマプラ散策をしていたら、
あの「マーターズ」の監督の映画だと気付いて、即視聴。笑

この監督、すごすぎない?

物語がどの方向に進むのか、
ある程度進まないと全然わからない。

簡単に言ってしまえば、
どちらが現実か?タイプの映画なんだけど
空想と、現実と、空想の中で見る夢と3層あって
まぁ私は相変わらず素直に映像を受け取るタイプなので、
当然のように、監督の思惑通りに、迷子。笑

この迷子感は終わってからも尚。

辛い現実から逃れるために空想をみている、
そんな妹に「しっかりして、目を覚まして」と呼びかける姉
姉からすれば、辛い現実で唯一心の支えになる妹に縋っている訳で、
切ない…

あの魔女と大男も、よく考えるととても切ない
おそらく母子?で「ただ人形遊びをしたいだけ」という…

空想の世界で、錯乱している姉を指して、
母が「あんな姿ひとにみせられない」と言っていた、
あのまんまの気持ちがきっと魔女にもあったんだろうな。
それがいつしか歪んでいってしまった。切ない…

たとえ空想であっても、大好きなラブクラフトに本を褒められ、
「生きる」ということを思い出して、辛い現実に向き合うことを決める。
一度の脱出はなんとか外へ通じ、助けられるわけだけど

これは、本当に現実?

まず違和感があるのは、警察官たちの会話
あの家を、ヤバいと知っているかのような会話…
…勝手な気のせい?笑

それから最後の母親
もちろん、空想の母親にも別れを告げる、的な解釈も出来るだろうけど
今まで空想の中でしか母親が出てきてなかった事を考えると、どうも…
助けられた、という空想な気がしてならない…

現実に助けられた、としたら、
この映像そのものが「ゴーストランドの惨劇」の映画化とも取れそう
最後に、映画でよくありそうなフォントでタイトルが表示されてたし
そう思うとこの謎のタイトルも納得が行く気がする。
「ホラーっぽい」タイトルというか。

助けられなかったなら、もう、死しかなさそう…。

ラブクラフト好きな妹の頭の中のよう、な洋館は
もう本当にどこが映っても素敵。
人形の山、謎のオブジェ、ライトの質感…
あのまま誰かのMVとか撮影できそう。笑

お人形ごっこで着させられるドレスやメイクも
良い意味でチープな、似合ってないファッションで、それが良い。
もっというと顔面が崩れているのも良い。
あと姉妹の大人版が全然違和感なくてすごい。

ラブクラフトがもう少し関わってくるのかと思ったら、
単に妹が好きなだけ、というのは逆に好き。

べつに「マーターズ」と比べて暴力的だとかは全然思わないなぁ
むしろ一般層でもみられる範囲の暴力だと思うけど…
殴るとかがメインだから血も多くは流れないし。
マーターズ」はまさにフレンチスプラッター

絶望、とか、惨劇、とかもそんなに…。

そして「マーターズ」と比べてしまうと
どーうしてもあっちの方が好きではあるけど、
いやぁ、パスカル・ロジェ監督、非常に好い。

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3.5/5.0
監督:パスカル・ロジェ
2018年のフランス、カナダ映画

「劇場版 幼女戦記」

アニメと続きの映画の感想なぞ
全然うまく書ける気はしないのだけど
でもせっかくの記録から欠けるのも勿体無い

とはいえ、どこから書けばいいのか…

幼女戦記は、入りはアニメだったけど
その後どちらかというと漫画をじっくり読んで、原作は未読。
とはいえ漫画も最新までは全然追いついてない。

今回この劇場版を見たくて、アニメを見直したけど、
漫画と違ってギャク?コント?的な面白さが少し減ってて
硬い戦争モノ、という側面が強い気がする
それが、良いのか、悪いのか…は好みかな。
私は漫画をくすくす読むのが好きだけど。

とりあえず、続きが気になる
この戦争、そしてターニャ…というか
サラリーマンの魂はどこへ行くのか。

「愛の反対は無関心」という言葉があるけど
であればターニャほど神に愛されてる存在もなかなか無い気がする。
どこかで飽きたりしたら「不運で」殺すなり、
そのまま放置して生かしておけばいいものを、
人間に神の加護を与えて、神が人を本気で殺そうとする

そうとは知らずにその駒として扱われる人間の哀しさよ…
メアリーとの決着はここではつかなかったけど
教会の中、天使像(のようなもの)の前で殴り合いの果て
こんな良い状況で決着がつかないなら
どこでどんなふうに決着がつくのか、楽しみ。

アニメの映画続編ってあんまり見てないんだけど、
アニメ本編と変わりすぎることなく、違和感なく
よい意味でさらっと見れてよい。
さすがにこの映画だけで見る人は居ないと思うけど、
平和パートあり、十分な戦闘シーンに、ラストの盛り上がり、
見応えとまとまりが抜群な気がする

とはいえやっぱり続きモノの評価って難しい…
面白くない、というわけでは決して無く。

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3.0/5.0
監督:上村泰
2019年の日本映画