画面の向こうの、

観終わったときに書くところ。ネタバレがあったりします。

ほし-★★★★☆(好き。またみたい)

「Saltburn」

ぜんぜん誰にも感情移入できず ぜんぜんつまんないと思ってたけど ものすごく終盤になってからようやく あ、誰にも感情移入できないような キモイ映画をつくりたかったのか と気づいてうーんでも、それでも 面白いかと言われるとうーん…主役オリバーの演技が…

「ヴァチカンのエクソシスト」

久々に心踊るエクソシストもの! (って最早毎回言ってる気もする…)ストーリーはごくありきたり とある家族が取り憑かれ、祓う。 今回は特に被害も無くハッピーエンド。でもとにかく映像と両神父のキャラクターが良い アモルト神父は「コンスタンティン」ほ…

「恋するけだもの」

何故か泣ける白石映画にしては割とシンプルな話 イジメ、逃亡、裏切り、愛、そして暴力シンプルながらに、わかりやすく場面が変わるので 見てて最後までずっと飽きない 場面転換のわかりやすさ、台詞とかは少し舞台っぽい しおりの棒読み感がずっと好きじゃ…

「箪笥」

この映画のパッケージはなぜかすごく憶えていて 小学生の頃にレンタルビデオ店(最早死語?)でふと目について あぁ気になる!と思ったものの、 当時の私は素直に「これが欲しい」と言えるタイプじゃなく (こんなパッケージ誰でも言えない?) 他にもそんな…

「ゴーストランドの惨劇」

アマプラ散策をしていたら、 あの「マーターズ」の監督の映画だと気付いて、即視聴。笑この監督、すごすぎない?物語がどの方向に進むのか、 ある程度進まないと全然わからない。簡単に言ってしまえば、 どちらが現実か?タイプの映画なんだけど 空想と、現…

「グッド・ネイバー」

あぁ…フィクションでよかった……。下らないイタズラの計画、その実行で進む映画だけど 早々に法廷のシーンを入れることで、 少年たちの計画が明るみになったこと、 そして何か重大なことが起こったことがわかって そして少しずつ明かされていく、事件と老人の…

「死霊館 エンフィールド事件」

死霊館はとてもとても好きだったし、怖かったし 一方でアナベルはぜんぜん記憶に残ってないから これも期待しないでみたけど、ちゃんと怖い! よくよく見ると、タイトルからして系譜として別なのね。関係ないけどシリーズとしていろいろ出ててとても笑った。…

「マローボーン家の掟」

鏡をみてはいけない、 天井の染み、物音、 何かがいる気配、おばけ 視線で語る何かへの恐怖 だからって序盤は何か起きるわけでもなく、 それがぞっとして、引き込まれる美しい田舎の小さな町の、 さらにはずれにある古い家、という雰囲気が良くて、 またその…

「アラジン」

アニメ版の方。 いまさらすぎるけど、改めて、 もう全部いいよねまず最初の語り 商人の話し中に画面がふっと右に振れて 「ちょちょちょっと待ってよお客さん」という台詞 あぁ私がお客さんなのか、と思わせられ ぐっと映画に引き込まれるそこから、アラジン…

「アキラ」

もはや言うまでもないが、 奇しくも東京オリンピックを控えた2019年 今年中にみれてよかった。とにかくセンスがすごい。 今でも沢山のひとにリスペクトされている その理由が挙げるのも億劫なくらいわかる 街、服装、ネオン、落書き、謎の機械、 バイク、レ…

「キャロル」

なんかなぁ。主演ふたりがとにかく美しくて、 どちらも、「そりゃあ惚れるわ」という魅力 それをふんだんに楽しめる映像で、 少し古い時代の衣装や小物が最大限引き出しているけどさ、けどさ、キャロル勝手すぎじゃない? だめだわー私こういう恋愛モノ… ま…

「バーレスク」

太っているというコンプレックスを持つ人が バーレスクと出会い、自分を好きになっていく、成功物語 かと思ったら、そんな一筋縄では無い。たしかに、TVに出てバーレスクを笑顔で演じられたけど (TVに出る、ことそのものだけでは無い) 彼氏と思ってた人には…

「アンダーグラウンド」

映画って、自分で選んでみているわけで。 いざ見始めたときにヤバイ映画だったとき、 それを選べた自分のセンスに感服する 本当に幸福だと思う。毎回思うんだけどね。で、ヤバイ映画って、たいてい最初からヤバくて。 この映画も例に漏れず、最初からヤバイ …

「fear itself」~マンイーター&疑惑~

本編と関係ないんだけど、 海外wiki、ようは多分海外放送順と 日本のDVD全然順番が違うのね! 全然ちがう監督名を書いていた…(修正済み)「マン・イーター(Eater)」3.4 監督:スチュアート・ゴードン みている時は、この歌耳に残るし怖くて最高 と思って…

「バチアタリ暴力人間」

いやぁ、映画って最高もうなんだろう、とにかく面白いまず、話が意外と二転三転して飽きないし そういうことしちゃう!?っていう 白石監督ならではの、発想力と表現力がもう ほんとうに面白い私はほんとうに面白い、と思えるけど 駄目な人はほんっとに駄目…

「カリガリ博士」

ちょうど100年前の映画なのね。モノクロのサイレント映画だから ちょっと取っ付きづらいけど モノクロだからこそのゴシックさの引き立ち、 ふつうの殺人ものかと思ったらまさかのオチ 100年経っても人々に守られ公開されるだけのことある…今、から100年後に…

「マジカル・ガール」

パッケージとイメージが全然ちがう… 勝手なイメージでは、魔法少女が殺人しちゃうみたいな 安っぽいホラーだったんだけど、もう全然違う…笑 レビューとかを少しでもみれば違うってわかったものを、 よくも、少しも前情報無しでみれたものだわ。静かに丁寧に…

「日本のいちばん長い日」

平成から令和になって あらためて思い正す、 いま日本に戦争がないということ 昭和天皇、英断を下した首相・大臣たち 未練をもった兵士たち たくさんの英霊たち、犠牲になったひとたち いま日本に生きるわたしたち。モノクロの映画は、現代っ子の私には どう…

「私が、生きる肌」

「私が、生きる肌」というタイトルの私は ロベルなのか、ベラなのか、両方なのかロベルがなぜベラをつくったのか、というのが いまいち明かされてないおかげで 評判ほど変態だとかは思わない… けどどっちかというと、 この美しいストーリーが重視であって な…

「アノマリサ」

人形なのに、人形だからこそ艶かしい みんな同じ声なのに、生身の人間のよう。実際本当に再生ボタンを押すまで(押してからしばらくも) 本当に人形なの?って不思議な感覚を持ってたいろいろな解釈があるっぽいけど リサは本物の人間がいいな… せめて一夜は幸…

「アウトレイジ最終章」

前回、刑事を殺して終わったのは覚えているけど 細かい人物関係は全く覚えてなく、不安に思いつつ視聴も けっこう前回で死んでるので新しいキャラも多く、杞憂でした1、2の2作はエンタメ的というか、派手さが強いような 今回はそういう面を少なくして、北野…

「Mr.インクレディブル」

これも全く興味無かったんだけど このディズニーブームに乗じてみてみようと。家族がスーパーヒーローで、その家族の物語 くらいのイメージしかなくて、 それは間違ってはなかったけど、 風刺がとっても効いてて、しんどい…笑「私は助けられたくなかった」み…

「トイ・ストーリー3」

これはすごい シリーズ物の良さ、というのが この映画ほど出ている映画はそう無いんじゃないかしらアンディが大人になってしまって、 遊んでもらえなくなったおもちゃたちゴミ行きか、天井裏行きか。 ウッディだけは行き先に連れて行ってもらえる妬み。 保育…

「オカルト」

白石映画は、すごい… というお馴染みの感想…笑一種のシリーズ物になっていて、 結末というか、未来というか、 知っているとなんだか泣ける……?白石君の撮影しなければいけない使命は ここから始まっていたのかなぁ ある優しき〜の白石君は何周目なんだろう …

「GO」

もっと暗い映画かと思っていたら ポップで、笑えるところもあって でもとても考えさせられる その塩梅が絶妙で、本当にみやすい映画主人公の演技がとても自然で、うまくて でヒロインもとても魅力的で そりゃ惚れるわ、という感じ…惚れた相手が日本人じゃな…

「残穢」

これは良い和ホラー! 洋ホラー特に悪魔とかエクソシズムとかも好きだけど 怨みと理不尽さと日常のそばにある怖さも好き最初はよくありそうな、 物置の変な物が怖い、とか 誰もいない部屋で畳を擦る音が、とかで それをもっとよく調べていくお話 もちろん調…

「ジェーン・ドウの解剖」

こわーい! 久々に怖い気持ち悪い思いをしましたみればみるほど、解剖すればするほど おかしなことがわかっていく死体 外傷は無いのに粉砕骨折、舌が裂かれて無い… あきらかにあやしい布切れ、そして抜かれた歯 なによりあの皮膚の…!自ら選んで悪魔になって…

「機械仕掛けの小児病棟」

まって、めっちゃ名作じゃない!? どうして「みたいものリスト」に入れたのか謎の映画だったけど リストに入れた過去の私、偉いわ。伏線がしっかりきれいに回収される、 丁寧な話の作り込みで、きれいに物語が終わる 映画鑑賞シーンがやけに丁寧だと思って…

「パーフェクトブルー」

どこが現実で、どこが幻覚かわからない ように作られてる、アニメーション映画 現実、ドラマ、幻覚…でも、終わってしまえば ストーリー自体は意外とかんたんで ずっとマネージャーやってたアイドルが 女優になって、脱いでいったりして 多重人格になってしま…

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」

ロック、パンク、 これぞまさに生き様劇中殆ど会話らしい会話シーンが無く、 殆ど音楽で語られるヘドウィグの半生。 キャッチーでロックな音楽と 素晴らしい歌声に演技、 カラフルで滅茶苦茶で素敵な衣装が彩る映画というよりかは、ひとつのライブ、という風…