画面の向こうの、

観終わったときに書くところ

「パフューム ある人殺しの物語」

結構いろんな映画をみてきたつもりだけど
ここまで純粋な殺人鬼なのは珍しい!

ほかの映画って、多くは死、殺人が目的だったり
或いは何かの目的のための殺人とか
なんというか、そういうフォーカスの当て方だけど
これはもう、ヒトなんてどうでも良い、
殺人も何も微塵にもどうとも思ってない
そういう心が、主人公からだけじゃなくて
映画そのものがそういう心を持っているような。

ただ、におい、それだけ。

それに反して、もう映画としてのつまらんこと…
特に後半はもう…どうしてこうなったのか不思議
原作は小説とのことで、多分これも
極普通の原作つき映画、なのだろうな
当然悪い意味で。

色々の突っ込みどころを半ばこじつけ的に解釈するなら、
男の母は即死刑、お世話になった先生も
男が要しなくなったとたん死亡、とか
この男はもともと悪魔だったのでは、と思う。
あの方法で人間から香りが採れるとも思えないし
「天使だわ!」とかいう台詞も、皮肉が効くようになる
教会も出てきてるし…
なんとなくキーワードが散りばめられてる
そう考えるとより一層、
行き先迷子になったよくあるホラー映画って感じで
全体として辻褄が合う…個人的過ぎる解釈だろうけど。

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2.5/5.0
監督:トム・ティクヴァ
2006年のドイツ、フランス、スペイン映画