画面の向こうの、

観終わったときに書くところ。ネタバレがあったりします。

「RRR」

今や確固たる一ジャンルとして人気なインド映画
私にとって初めてのインド映画は珍しく劇場で鑑賞

エンタメ映画って言われればそうだし、
そう思って見るべきなんだろうけど
意外とテーマがシビアすぎて…笑

もっと、「大人も子供も楽しめる!」
みたいな映画かと思っていたら
意外と、かなり大人向け…
子供にはちょっと残酷描写多過ぎな気が。

とはいえ、アクションは常に格好いいし、ド派手だし、
物語の大筋としてはわかりやすく、
結末も細かいことは気にしないハッピーエンド
バイクの先にTNTなんて、そんな馬鹿な…
あとジェニーがいつの間に、どうやってあの家を出てたのか
気になってしょうがない…

けど、イギリスとインドの関係、
そもそも白人と黒人の問題、
民族に武器があればそれで助かるのか?
子供に銃を持たせなければいけない大人、とか
シビアな内容が転がってる感じ。
私はどうも民族の誉れとか殉死に弱いので
拷問シーンとあの歌はほんとうに心にきた…

物語全体としてはよくある感じで
ポスターにもあるように「友情か?使命か?」なんだけども
一貫して炎と水のテーマを対比させてるのがすごく良い
正直なぜ炎と水がテーマなのかよくわからなかったけども。笑
まあ歌の歌詞にもあるように本来なら出会わないような
相容れないような存在として描いているのかなあ。

炎と水、そのものもそうだけど、
バイクと馬も一貫してるし
お互い、正体に気付く時にはネックレスで気付いたり
きちんときちんと練られたストーリー。

序盤に捕えた虎さんどうなったの?とずっと思っていたら
まさかあんなことになるなんて…笑

ただなぁ、やっぱり少し長すぎる…
盛りだくさんだし、展開もあるし、常に飽きさせない工夫感もあるけど
やっぱり途中ですこし疲れてしまった…
ラーマの過去編はもう少し短くてもよいような…

しかしその飽きや疲れを覆してくれるのはやっぱり音楽かなぁ
二人のメインテーマ?がずっと良い
歌詞も旋律も格好いい

世間的にはいささか絶賛されすぎな気もするけど
まぁマッチョ好きとかイケメン好きならもう少し評価も変わるのかも?

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3.8/5.0
監督:S・S・ラージャマウリ
2022年のインド映画

「15時17分、パリ行き」

まぁ…私が見る映画ではないわな…

もっと車内のアクションとかがメインかと思ったら
半生記のような感じで…
人物紹介というか…

とても海外旅行に行きたくなる映画でもあるし
銃が身近な海外が改めて怖くなる映画でもある。笑
脅威が銃だけじゃないとしてもね。

何が唯一おもしろいかって、
主役の幼馴染み3人が本人出演なところ。
トラウマにもなり得るような事件に遭遇した後に
それを描く映画に本人役として出演するなんて、すごい

まぁでも…彼らと、彼らのしたことは素晴らしいけど
映画としては…ただの旅行記という印象…

美味しいジェラートが食べたくなったわ。

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2.8/5.0
監督:クリント・イーストウッド
2018年のアメリカ映画

「ラスト・エクソシズム 2 悪魔の寵愛」

なんだかすごく好きだった気がして視聴
やっぱり好きだった

特に盛り上がりもなく、
けど確実に近づいてくる悪魔

前も同じようなこと書いたはずだけど
悪魔があそこまで一人の少女に執着して、
「愛している」まで言ってるのが本当に好き
それが悪魔ゆえの口先だけだとしても。

やっとの思いで縋った人たちに殺されかけ、
ついに手を取ってしまう…あぁ。

あの主人公の少女役、序盤とかはぱっとしない感じなんだけども
ベッド脇に立った悪魔役になったときにドキッとする怖さがあって、良い

前みた時は、最後の曲があんまり好きじゃなかったけど
もしかして序盤で金髪少女と一緒に聴いてた曲?
金髪少女は悪魔の手下だったのかしらね

誰にもおすすめできないし、
面白いか?と言われるとうーんと答えるけど、好き。

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再視聴映画