画面の向こうの、

観終わったときに書くところ。ネタバレがあったりします。

「ミッドサマー」

いろいろなオカルトを混ぜ合わせて
それを白夜という夜を使わない映像で描いた映像美
美術品のひとつひとつの細かさ
そういうのはすごく素敵だけど
あまりにも評判が良すぎる気がする…

まず、長い。
中盤~後半はさすがに楽しめたけど
そもそも妹の自死が必要だったのかも微妙
なくても話は成立するだろうし…
話の成立具合でいうとスウェーデンに行く話の唐突さがやばい。
村に行くまでが長い。

あと長く感じられる要素として、昼夜がわからないっていうのがある気が…
今が何日目、とかどれくらい時間が経ってるのか、全くわからないから
まぁそれを恐怖感として味わえるのかもしれないけど…

なんだろう?どういう層が高評価してるんだろう?

たしかに呪術的な楽しみはあるけど…
逆にそこを大きく評価されてるとも思えない。笑
ハーブ、血、食べること、円…

同じ監督の「ヘレディタリー」も
なんか過大評価されてるイメージだったなぁ
もちろん過大なわけじゃなく単に合う合わないの問題でもあるけど。

一種の超越が題材なら
このあいだ「マーターズ」みたばっかりだしなぁ。笑

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3.7/5.0
監督:アリ・アスター
2020年のアメリカ映画

「記者たち 衝撃と畏怖の真実」

残酷すぎる事実を元にした映画だけど
テンポ良く、実際の映像も交えてわかりやすく、
ただひたすらに記者たちの奮闘する姿がみれて良かった

幼い頃に、テレビで
イラクは悪」という構図をひたすら語っていたことを
この映画をみているうちになんとなく思い出してきた
そしてその理由が大量兵器保持であること、
結果として大量兵器保持が無かったことは知らなかった
何万人もの人々を傷つけて、アメリカは何を手にしたんだろう

まぁ、難しい事実はともかく。

派手な人間関係やら、転々とする話でもなく、
記者たちがただひたすらに話を聞き、記事を書き、校正され、
そして公表されていく情報に絶望していく
情報の裏が取れれば少し嬉しいし、
別新聞社に先を越されると悔しいし、
妻や恋人たちと小さな幸せを過ごす
本当に淡々としているけど、この辺りをきちんと描いてるから
実際の映像と相まってとてもリアルに感じる

映画としてパッとしないって評価が多いらしいけど
私はこの淡々と「こなしていく」ような感じ好きだなぁ

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3.5/5.0
監督:ロブ・ライナー
2017年のアメリカ映画

「バイオハザード ザファイナル」

前作までの流れとか、全然覚えてないんだけどみちゃった
全然覚えてないんだけど、それにしても、
前作までの流れガン無視じゃない…?笑

とりあえずカッコイイアクション
取って付けた指令
取って付けたタイムリミット
取って付けた裏切り
クローンなのか人間なのかみたいな無駄な争い

まぁまぁまぁ。
この映画シリーズはこんなものだ。
そして多分それを楽しむためのものだ。

それにしても、アクションモノを見るのが久々すぎて
早すぎるパシパシ変わるカメラに目がやられた…

1の名シーン、レーザー光が出てくるものの
1が名シーンたる所以の網レーザーが出てこなかった…
あれは出すべきでしょう。モブとか殺すべき。

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2.5/5.0
監督:ポール・W・S・アンダーソン
2016年のアメリカ映画