画面の向こうの、

観終わったときに書くところ。ネタバレがあったりします。

「記者たち 衝撃と畏怖の真実」

残酷すぎる事実を元にした映画だけど
テンポ良く、実際の映像も交えてわかりやすく、
ただひたすらに記者たちの奮闘する姿がみれて良かった

幼い頃に、テレビで
イラクは悪」という構図をひたすら語っていたことを
この映画をみているうちになんとなく思い出してきた
そしてその理由が大量兵器保持であること、
結果として大量兵器保持が無かったことは知らなかった
何万人もの人々を傷つけて、アメリカは何を手にしたんだろう

まぁ、難しい事実はともかく。

派手な人間関係やら、転々とする話でもなく、
記者たちがただひたすらに話を聞き、記事を書き、校正され、
そして公表されていく情報に絶望していく
情報の裏が取れれば少し嬉しいし、
別新聞社に先を越されると悔しいし、
妻や恋人たちと小さな幸せを過ごす
本当に淡々としているけど、この辺りをきちんと描いてるから
実際の映像と相まってとてもリアルに感じる

映画としてパッとしないって評価が多いらしいけど
私はこの淡々と「こなしていく」ような感じ好きだなぁ

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3.5/5.0
監督:ロブ・ライナー
2017年のアメリカ映画